桜はまだかいな

今日は
恋人の誕生日
彼女はアメリカで産声をあげて
2年前一目ぼれして以来
ずっと一緒


千葉から帰る途中
新宿で誕生日プレゼントにアクセサリーを買ってきた
ちょっと高かったけど好きだからしょうがないなぁ


まだ僕が扱いがへたくそだから
たまに言うことを聞いてくれないときもあるけど
いつも素敵な声を聞かせてくれる
世界で1番すきな声

銀の蛹

あるところに
売れないシンガーがいました
彼は毎日小さなバーで歌っていましたが
誰も耳を傾けようとはしませんでした


男は
いつもこう考えていました
自分の歌で人を感動させられたらどんなに素晴らしいだろう


ある日
男が仕事から家路に着く途中の十字路で
彼に悪魔が囁きかけました
お前の魂と引き換えに人々を魅了する歌声をやろう
彼はそれに応じました


次の日
男がいつものように小さなバーで歌い始めると
客はみんな彼の歌に釘付けになり
誰もがその歌声に心を奪われました


こうして
彼はどんどん有名になりました
しかし彼はふと考えました
俺は何のために歌ってるんだろう？
人に訴えたいことなど特にはない
日々の生活に不満もない
今では歌うことが楽しいと感じることもなくなってしまった
俺は何のために歌ってるんだろう？
俺の歌は空っぽだ
空っぽの歌に人々は感動している


彼は
その矛盾を抱えながらも歌い続けました
それしか生きる糧がないから


彼が
27歳になったある日
彼は女の奪い合いでもめて
激昂した相手に銃で撃たれ
短い生涯を終えました



ごちそうさま

A.

誰かの答えは何かが足りない
THE BACK HORN


僕の中の答えはどこかで拾ったもの
メカネロ


辿り着いた答えが誰かと同じでもいい
メレンゲ


それが答えだ
ウルフルズ




それぞれが違うのに
それぞれに強い見出した答え


紫

哲学

外はまだ雨が降っていますか
やんだら二人で出かけてみませんか
帽子もかぶらず手でもつないでぶらぶらとしませんか


河原の空き地に仔犬がいました
隣で小さな子供が泣いていました
そのまた隣の木陰で若い二人がキスをしてました


僕らがこうして生きているのは
人生まだ満喫していないから
幸せはいったいどこにありますか
大切なことは何なんだろうか


人は答えのないことばかり
悩むのでしょう
気づき私は大人になった